備長炭の表面には無数の小さな穴があり、水道水の塩素(カルキ臭)を吸着します。小さな穴を水が通ることと、ミネラルとのW効果で、お肌にやさしく、まろやかでキメの細かい水になります。また、備長炭の浄水作用として、お風呂の水の汚れも吸着します。置き炭としてもご利用可能です。
備長炭のご利用方法
500g~700gを付属の不織布に入れてご利用ください。浄水は時間をおいたほうが効果的ですので、給湯式の場合は入れはじめから、追い焚きの場合は水の時から浴槽に入れてください。入浴後は浴槽から取り出して、風通しのよい場所で乾燥させておくことで繰り返しご利用いただけます。
2週間に1回程度、ブラシ等で洗浄→煮沸→乾燥させると効果が持続しやすくなります。約3ヶ月を目処に交換をおすすめいたします。また、使い終わった備長炭は、消臭・除湿用として、お部屋やクローゼットの消臭(置き炭)に使ったり、土壌改良材として園芸用にもご利用いただけます。
紀州備長炭の原木となるウバメガシは硬く、備長炭に最適な木とされています。備長炭作りは、大変タフな仕事で、まずは原木を伐採するところからはじまります。
原木の伐り出し作業は、窯元自らが行い、山の環境に配慮しながら択伐を行っています。切ってきた原木は自然な曲がりがあるため、できる限りまっすぐになるように1本1本、丁寧に形を整えていきます。この作業が形の良い備長炭の出来を左右します。
70年以上の歴史のある窯で、約20日程度かけてじっくりと丁寧に時間をかけながら、木の水分を飛ばし、備長炭に仕上げていきます。1000度にもなる最終の精錬工程を経て窯から出し、灰をかけてゆっくりと冷やします。紀州備長炭は熟練の技術が伴って完成されるのです。
紀州備長炭とは和歌山県木炭協同組合の地域団体商標になります。その定義は、白炭のうち、ウバメガシ(カシ類を含む)を炭化したものであること。固定炭素が90%以上、精錬度(炭化の度合いのこと。値が低いほど炭素の純度が高い。)が0~2度(炭化温度が800~900度以上。)であること。または、県無形民俗文化財の指定を受けている製炭技術によって製造されたものであって、ウバメガシを主体とするカシ類の天然木を原料として県内で製炭される白炭であること、とされています。
ウバメガシはブナ科コナラ属の木で、暖地の海岸近くの山地に多く生えるカシ(樫)の仲間です。和歌山県の木にも指定されており、紀伊半島南部の低山の斜面に育成されています。備長炭の原木となるには20年~30年が必要なため、生育が追いつかず原木不足が深刻化していることもあり、紀州備長炭が大変貴重な要因にもなっています。
ご利用前の注意事項(必ずお読み下さい)
- 表面は一度洗浄しておりますが、はじめてご利用される際は、ブラシ等を使い流水で丁寧に水洗いしてください。(※洗剤は絶対に使わないでください)
- お鍋に備長炭と水を入れ、火にかけ、10分程度煮沸消毒いただきますとより衛生的にご利用いただけます。
- 直射日光を避け、乾かしてから保管してください。
- 入浴剤とは併用しないでください。入浴剤を入れる場合は、備長炭を浴槽から出してお入れください。
- 水に炭の黒色が付く場合がありますが、炭の特性ですのでご理解ください。
- 炭の角は鋭利な部分が残っていたり、欠けていたりする場合がございます。お怪我など無いよう十分注意してご使用ください。
- 備長炭は自然の産物ですので必ずしも効果をお約束をするものではございません。
- 大変危険ですので、燃料としてのご利用は絶対におやめ下さい。
お手入れ方法・寿命について
- 炭に詰まった汚れを落とすため、2週間に1回程度、ブラシ等で洗浄→煮沸→乾燥の作業をおこなっていただきますと長持ちしやすくなります。
- ご使用時、煮沸の際など、ご利用中に炭が割れてしまう場合もございますが、割れた炭も引き続きご利用可能です。割れ片などは取り除いてご利用ください。
- ミネラル成分は一定期間で効果が無くなってまいります。
- 遠赤外線効果は長期間持続いたします。
- 約3ヶ月を目処に交換をおすすめいたします。
- 使い終わった場合でも、消臭、除湿や、細かく砕いて園芸の土壌改良等に使用が可能です。
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