植木鉢、プランターの場合は、土の容量に対し5%程度を土に混ぜてご利用ください。保水力が向上しますので、散水回数を減らすことができます。本商品は主に園芸用ですが、備長炭には様々な効果があり、代表的な例として調湿、消臭用途としてもご利用いただくことが可能です。
備長炭の中には、とても小さな無数の穴があり、その穴の表面積は備長炭1グラムあたり250平方メートル以上(テニスコート1面程度)にもなるといわれています。無数の穴を水や空気が通ることで、匂いなどを吸着したり、微生物が不純物を分解することで、浄化作用が期待できるのです。
紀州備長炭の原木となるウバメガシは硬く、備長炭に最適な木とされています。備長炭作りは、大変タフな仕事で、まずは原木を伐採するところからはじまります。
原木の伐り出し作業は、窯元自らが行い、山の環境に配慮しながら択伐を行っています。切ってきた原木は自然な曲がりがあるため、できる限りまっすぐになるように1本1本、丁寧に形を整えていきます。この作業が形の良い備長炭の出来を左右します。
70年以上の歴史のある窯で、約20日程度かけてじっくりと丁寧に時間をかけながら、木の水分を飛ばし、備長炭に仕上げていきます。1000度にもなる最終の精錬工程を経て窯から出し、灰をかけてゆっくりと冷やします。紀州備長炭は熟練の技術が伴って完成されるのです。
紀州備長炭とは和歌山県木炭協同組合の地域団体商標になります。その定義は、白炭のうち、ウバメガシ(カシ類を含む)を炭化したものであること。固定炭素が90%以上、精錬度(炭化の度合いのこと。値が低いほど炭素の純度が高い。)が0~2度(炭化温度が800~900度以上。)であること。または、県無形民俗文化財の指定を受けている製炭技術によって製造されたものであって、ウバメガシを主体とするカシ類の天然木を原料として県内で製炭される白炭であること、とされています。
ウバメガシはブナ科コナラ属の木で、暖地の海岸近くの山地に多く生えるカシ(樫)の仲間です。和歌山県の木にも指定されており、紀伊半島南部の低山の斜面に育成されています。備長炭の原木となるには20年~30年が必要なため、生育が追いつかず原木不足が深刻化していることもあり、紀州備長炭が大変貴重な要因にもなっています。
ご利用方法
- 植木鉢、プランターの場合は、土の容量に対し5%程度を混ぜてご利用ください。
- 家庭菜園等では、1平方メートルあたり2kg程度を目安にご利用ください。
- 備長炭と土をよく混ぜ合わせてからご利用ください。
ご利用前の注意事項(必ずお読み下さい)
- 粉末の中には、窯だしの後、備長炭の火を消す際に使う消粉(土、または土の灰)も含まれております。
- 大変危険ですので、食用または燃料としてはご利用いただけません。絶対におやめ下さい。
- 鉢などでご利用される場合、水やりの際に炭の色が水付くことがありますので、受け皿などをご利用ください。
- 粉末の細かさは均一ではございません。お買い上げのタイミングによって粉末の細かさが大きく異なる場合がございます。予めご了承ください。
- 粒子状のものが含まれることがございます。
- 備長炭は自然の産物ですので必ずしも効果をお約束をするものではございません。
サイトご利用の際の注意事項
- 当サイトの掲載写真はあくまで一例となります。外見、お色やサイズ感などは実際とは異なる場合があります。
- お客様の閲覧環境によってお色や画像サイズなどの見え方が大きく異なります。予めご了承ください。