細くて長めの紀州備長炭です。適度な長さに簡単に割ることができますので、業務用としてもご家庭でも汎用性が高く、ご利用しやすくなっております。焼くのが難しく最高級といわれている細めの希少な炭ですので生産量が少なめです。
プロが紀州備長炭を使う理由
紀州備長炭は炭化率が高く、長時間安定して燃焼し続けます。また、うちわなどでの温度調整も可能で、炭火焼をするプロの料理人にとって扱いやすい炭といわれています。肉・魚・野菜など、食材を選ばず素材本来の味わいを引き出し、燻製による上品な香り付けの効果もあります。
業務用に適したロングサイズですが、個人利用としてもアウトドアでのバーベキューなどでご利用が可能です。割って小さくしたり、着火剤と黒炭を併用することをおすすめいたします。また、一般のBBQ用木炭(黒炭)をメインに使う場合でも、備長炭を少量加えるだけで火力や火持ちがグンと良くなります。室内でご利用される場合は1時間に2、3回必ず換気をしてください。
生産者のこだわり
紀州備長炭の原木となるウバメガシは硬く、備長炭に最適な木とされています。備長炭作りは、大変タフな仕事で、まずは原木を伐採するところからはじまります。
原木の伐り出し作業は、窯元自らが行い、山の環境に配慮しながら択伐を行っています。切ってきた原木は自然な曲がりがあるため、できる限りまっすぐになるように1本1本、丁寧に形を整えていきます。この作業が形の良い備長炭の出来を左右します。
70年以上の歴史のある窯で、約20日程度かけてじっくりと丁寧に時間をかけながら、木の水分を飛ばし、備長炭に仕上げていきます。1000度にもなる最終の精錬工程を経て窯から出し、灰をかけてゆっくりと冷やします。紀州備長炭は熟練の技術が伴って完成されるのです。
紀州備長炭とウバメガシについて
紀州備長炭とは和歌山県木炭協同組合の地域団体商標になります。その定義は、白炭のうち、ウバメガシ(カシ類を含む)を炭化したものであること。固定炭素が90%以上、精錬度(炭化の度合いのこと。値が低いほど炭素の純度が高い。)が0~2度(炭化温度が800~900度以上。)であること。または、県無形民俗文化財の指定を受けている製炭技術によって製造されたものであって、ウバメガシを主体とするカシ類の天然木を原料として県内で製炭される白炭であること、とされています。
ウバメガシはブナ科コナラ属の木で、暖地の海岸近くの山地に多く生えるカシ(樫)の仲間です。和歌山県の木にも指定されており、紀伊半島南部の低山の斜面に育成されています。備長炭の原木となるには20年~30年が必要なため、生育が追いつかず原木不足が深刻化していることもあり、紀州備長炭が大変貴重な要因にもなっています。
紀州備長炭の品質比較
細めで比較的長い備長炭です。火力は強めですが、細い炭ですので、太いものと比べると火持ちは若干短くなります。必要な長さに割ることもできますので、焼き鳥用の小さめの焼き台や個人のバーベキューにも最適です。
備長炭の比較チャート
火力…小さい ★★★★★★★★★☆ 大きい
火持ち…短い ★★★★★★★☆☆☆ 長い
爆跳…多い ★★★★★★☆☆☆☆ 少ない
火付け…初心者向け ★★★★★☆☆☆☆☆ プロ向け
サイズ…小さめ ★★★★★☆☆☆☆☆ 大きめ
※こちらの比較チャートは当店の独自の基準に基づいて決定いたしております。あくまで参考程度とお考えください。
ご利用の注意・保管方法について
- 炭が燃えますと一酸化炭素がでますので、室内利用の場合は30分に1度は換気を必ず行ってください。
- 当店の紀州備長炭はすべてビニール袋に入れた状態でお届けいたしておりますので、お届けした状態のまま保存が可能です。
- 湿気が付くと火をつけた際に火が跳ねて大変危険です。湿気や水がつかないようナイロン袋等に密閉して保管してください。
- 使い終わった場合でも、除湿、消臭や、細かく砕いて園芸の土壌改良等に使用が可能です。
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